アルトサックスが好きなので、日本ではどうしても渡辺貞夫になってしまうけれど、トランペットの日野皓正は、やはりすごかった。
ちょうど白昼の襲撃でヒットしていた頃ですけれど、あのトランペットと身体を反り返って音を出すところは圧倒されましたね。
ビジュアルだから、格好だけだというひがみも多くありましたけれど、演奏を聴けば、本物だと言うことはわかりますよ。
弟の故日野元彦のドラムもよくて、ベースが、稲賀国光、ピアノが菊地雅章のカルテットは今でも目に浮かびます。
菊池雅章はその後も、日野皓正=菊池雅章クインテットを組んだりしていたけれど多分けんか別れをしたようだけれど 2007年くらいにまた組んでいるから演奏上ぶつかったんでしょうね。
白昼の襲撃という映画は 1970年に封切りだったようなので、実際にコンサートやライブに行ったのは、もう少し後の1972年あたりだったかも知れないですね。私も若かったから、日野皓正がレイバンのサングラスをかけて演奏をするスリムで絵になる姿にも憧れたものです。
そのころ「ハイノロジー」というレコードを発売したのですけれど私は買えなかったので紙ジャケットのCDを買って聞き直しました。
Webには画像も沢山出ているのですが、1970年頃のあのそりかえる(本当に100度以上そりかえったんでえすよ)写真はどこにもありませんでした。ピアノは菊池雅章ではなく鈴木宏昌でしたね。
あの頃は私も若かったから、音楽を堪能するとそのまま新宿駅まで直行していましたが、もう少し後ならば、余韻を惜しんで?歌舞伎町か、ゴールデン街あたりに行っていたでしょう。
(ゴールデン街のすばらしさは、また他の機会に)
ベースの稲葉国光の演奏ももっとオーソドックスだったと思っていたんですけれど、結構前衛的なアプローチをしていますね。
その後、日野皓正の演奏は格好だけだとかいろいろ言う人も出てきたけれど、演奏そのものがどんどん変わってきています。
今では、かつてのディジー・ガレスピーの様に、ほおを膨らませて、何のてらいもない演奏で若い人たちの才能を引き出して育成をしています。 たまにTVにも出るけれど、何気なくすごい演奏をしますよ。
