どんどん演奏が変化(進化?)し続けたのですが、私には初期の演奏が忘れられませんね。
初心者向けの一枚といわれていますが、やはりこのリラクシンというアルバムが良いですね。
一曲目の「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」で引き込まれます。
小学校の時のチャイムで皆さんも知っているでしょうがビッグ・ベンのメロディのピアノに続いて始まるマイルスのソロが何とも言えず気分が良くて和気あいあいとした感じの演奏です。
マイルス・デイヴィスーtp
ジョン・コルトレーンーts
レッド・ガーランドーp
ポール・チェンバースーb
フィリー・ジョー・ジョーンズーds
これは1956年10月26日の「マラソンセッション」といわれるプレスティッジの有名なセッションで録音をされた4枚のレコードを毎年1枚ずつ発表した中の第2作目のレコードです。
1957年「クッキン」、1958年3月「リラクシン」、1960年2月「ワーキン」、1961年9月「スティーミン」という順に発売をしました。
みんな好きなレコードですけれど、この「リラクシン」は、スタンダードが中心の編成で良いですよ。ジョン・コルトレーンが良くてマイルス・デイビスは1曲(ウディング・ユー)を除いてすべてミュートでトランペットを吹いています。
コード進行もそんなに複雑ではないんですが、間が良いし、やはり正統派のメロディがきれいなジャズです。
この頃のマイルス・デイヴィスの名演といっていいですから、機会があったら是非聞いてみることをお勧めします。
1969年ころからは「イン・ア・サイレント・ウェイ」や「ビッチェズ・ブリュー」などのエレクトリックサウンドを取り入れたりして、まったく違う方向の音楽に変わってきましたが、私はやはり1950年代の演奏が好きですね。このころの映画で演奏をしたルイ・マルの「死刑台のエレベータ」の演奏も良いですよ。
