WOWOW の JAZZ LIFE でチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーが取り上げられていました。
チック・コリアというピアニストの名前は、1968年にハービー・ハンコックの代わりにマイルス・ディヴィスのグループに加入をした頃に最初に知りました。
あの頃、マイルス・ディヴィスは「イン・ア・サイレントウェイ」とか「ビッチェズ・ブルー」などのエレクトリック・サウンドに傾倒していたので、チック・コリアもエレクトリック・ピアノの演奏ばかりでした。
その後、急に「サークル」で、ものすごく前衛的な演奏をした後で、急に「リターン・トゥ・フォーエヴァー」というグループを組んで、とてつもなく優しいきれいな旋律の演奏をしはじめたので、当時は驚きました。
リターン・トゥ・フォーエヴァーというグループは1971年にベースのスタンリー・クラークと組んで作ったグループで最初はアイアート・モレイアとかフローラ・ピュリムとかのブラジル系のミュジッシャンが入っていてラテン系のいわゆるフュージョン・ジャズでした。
「リターン・トゥ・フォーエヴァー」という題名のカモメの写真が入ったアルバムとか、その次に出た「ライト・アズ・ア・フェザー」は良く聞きましたね。
解散をした後は、また変って「アコースティング・バンド」に変りました。私はこの時期のアコースティックのスタンダード・ジャズを中心とした演奏も好きでしたね。
WOWOWの 放送では、2008年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブが中心でした。
チック・コリアは 35年ぶりにリターン・トゥ・フォーエヴァーを再結成して昔の曲の演奏をしたけれど、観客がみんな曲を覚えていてくれて楽しかったというようなコメントをしていました。
再結成のグループは、最初から一緒だったスタンリー・クラーク(b)と、レニー・ホワイト(ds)が参加した第3期のメンバーです。
演奏テクニックは昔から素晴らしいし、アバンギャルドな演奏の時代もありましたけれど、本当はアコースティック演奏が基本のハッピーなリターン・トゥ・フォーエヴァーのような演奏が好きなのかも知れないですね。
しかし、チック・コリアも太ったなぁ。
インタヴューでは、ジャズのビジネスにもちょっと触れていて、大会社によるレコード販売から、インターネットによるダウンロードに移行していることを高く評価していました。
