2010年09月29日

ちょっとだけFD改ざんについて

大阪地検のフロッピーディスク(FD)改ざんのニュースで、Twitter やブログなどに沢山書き込みがありますね。
ですから、この事件については何も書くつもりはなかったのですが、ニュースの記事のタイトルが FD改ざん「あまりに稚拙」となっていて、かなりひどいのでちょっとだけ。

事件の内容についてはニュースの情報を見ていただくととして、データの改ざんといわれる操作について「ファイルバイザー」という有料ソフトを使って書き換えたと記事に出ています。

「ファイルバイザー」というソフト(シェアウェア)は Windows 3.1 の頃に人気のあった FD、WinFD、卓駆★ の後継になるファイル管理ツールです。
エクスプローラーが使いにくいために DOS/V の頃からいろいろとフリーウェア、シェアウェアで提供されていたユーティリティで決してファイル改ざん用のソフトではありませんから、少しだけ弁護をしておきますね。
■ファイルの日時・属性の変更
ファイルやフォルダの作成・更新日時、およびファイル属性の変更をおこないます。

更新(および/または作成)日時を変更する

ファイルには、
* ファイルを作成した日時 
* ファイルを最後に更新した日時
* ファイルを最後にアクセスした日時
 の3種類の日時情報が記録されています。
 FileVisorではこの情報の前者2種類の日時情報を変更することが可能です。

以下の項目をチェックして、選択されているファイルやフォルダすべてに対して、
更新(または/および作成)日時のタイムスタンプを変更します。
* 指定の時刻 ファイル日時を設定した日時に更新します。
* 現在の時刻 一般にタッチ機能とよばれるものでファイル日時を現在の時刻に設定します。

FAT/FAT32における制限事項

 FATおよびFAT32ファイルシステムでは、ファイルシステムの仕様のため、奇数秒の設定ができません。 例えば “12時50分35秒” と指定しても奇数秒は丸められ、“12時50分36秒”という日時に設定されます。

このオンラインヘルプの説明のように、基本的にファイル名の変更などに伴ってタイムスタンプを整備するためのもので、改ざん用のソフトではありませんからプロファイルなどデータ変更などを行った場合は痕跡は必ず残るようになっています。
事件では、見かけの数字だけ変更して改ざんできたと考えたんでしょう。
もともと情報が残る様な仕様なんですから、専門家が見ればすぐにわかる書き換えだったという記事は間違いだということがわかるでしょう。

タイムスタンプ変更機能を持つソフトは無料、有料を含めて沢山出回っていて、フリーウェアの中には「タイムスタンプ変換機能」だけのソフトがあります。
「Vector」や「窓の杜」を探せば「決して不正使用をしないで下さい。」などとコメントを入れてあるものもありますが、これは逃げをうっているだけでしょう。

asahi.com も 日経新聞も PC や IT、システムの記事になると、いつもながらかなりあやふやな表現や憶測記事が多いですね。
Web への書き込みも「嘘だろう」とか「おかしい」という言葉があふれているのも当たり前で、少しでも PC を知っている人なら誰でもそう感じます。
それにつけても2004年の頃はまだフロッピーディスクを使っていたということに時代を感じますね。
posted by ogu at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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