2021年06月12日

「クールベと海」展は思っていたよりも素晴らしかった

6月8日にJR新橋駅に近いパナソニック汐留美術館の「クールベと海展」を見て来ました。
例によって写真撮影はできませんから買ってきた図録の画像などをお見せします。
クールベの波は、私が高校生の頃に行った上野の国立西洋美術館の「ミロのビーナス展」に行ったときに常設展で展示をされていた旧松方コレクションで観たのが最初です。
インターネットで調べて見ると「ミロのビーナス展」の会期は 1964年4月8日から5月15日になっていますから、恐らく 4月の土日のどこかで行ったのではないかと思います。
私はこの時の「波」で感銘を受けたので今でも好きです。
このブログの 2012年の記事から抜粋します。

波 西洋美術館.jpgこれは、国立西洋美術館所蔵の「波」。
図録を撮影したので、少し曲がっているが、紙に折れ目を入れるのは嫌いなため。
波の右下に岩があるのが、西洋美術館所蔵の特長。

画像は国立西洋美術館の「波」で 何度見ても、圧倒されますよね。
そして次が八王子の村内美術館の「波」。

波 村内美術館.jpgそして、こちらが村内美術館所蔵のクールベの「波」。
村内美術館は家具センターの 1フロアにあったけれど、今は縮小してしまったらしいから観ることが出来ないかもしれない。


こちらの作品も良いですね。 西洋美術館の作品と比べると、波の右の岩がないのが分かるでしょう。
波のデザインはほぼ同じで、空と、岩の有無が違うくらいですね。
今回は、木更津駅西口から東京駅八重洲口行きの高速バスで東京駅まで行き、JP新橋駅まで電車で行って、パナソニック汐留美術館まで歩きました。
パナソニック汐留美術館はパナソニック東京汐留ビルの 4階にありますが、そばに旧新橋停車場が復元されていて良い場所です。
これは別の記事で書きます。

0608 パナソニック東京汐留.jpgパナソニック東京汐留ビル。
24階地下1階。
2003年に松下電工ビルとして竣工をしたそうだから、私は初めて行った。
手前に見える丸い建物は汐留シティセンターの一部でポルシェセンター銀座。
シティセンターには富士通本社、ANA(全日空)本社などのテナントが入っている43階、地下4階建てのビル。



パナソニック東京汐留ビルの 1階から 3階はショールームですが今はコロナ禍のために閉鎖されています。
4階のパナソニック汐留美術館まではエスカレーターで上がりますが旧新橋停車場が復元されていてなかなか良い眺めです。

0608 パナソニック汐留美術館 (1).jpgエスカレーターから見た旧新橋停車場。
かつての日本最初の鉄道ターミナルの駅舎の復元。


パナソニック汐留美術館は4階にあってパナソニックの受付も同じフロアにあります。

0608 パナソニック汐留美術館 (2).jpgパナソニック汐留美術館の入口。
日時時間予約制のための窓口があり、中に正式な窓口がある。
左手には説明のビデオが放映されていた。


時間までは、20分以上時間がありましたので 入口にあるソファーで待ちました。

0608 パナソニック汐留美術館 (3).jpg入口には幾組かのソファーが置かれていて休憩などが出来る。


時間がありましたから、トイレに行って反対側の窓も観ましたが、日テレ(日本テレビタワー)の横を「ゆりかもめ」が出ていくところでした。

0608 パナソニック汐留美術館 (5).jpg丁度、ゆりかもめが日テレビルの横を進んでいるのが見えた。
この当たりは、昔 歩いた頃とは大きく変わっていた。


時間が来ましたので美術館に入りましたが、入口は時間指定予約をしたいたことをチェックするだけの受付で中に正式な受付があり料金を支払うようになっていました。
私は身体障碍者手帳を見せて無料で入ることが出来ました。
この美術館は大半が他美術館からの絵ですから撮影は禁止ですから買った図録の画像を載せます。

クールベ図録.jpg「クールベと海」図録。
美術館の料金は無料だったけれど、今回一番の出費。
内容は良く出来ていたから不満はない。


この美術館で使った費用は図禄購入費だけでした。
美術展のタイトルが「クールベの海展」ですから海関連の絵画が多いのですが、1819年にフランスのスイス国境に近いオルサンの村一番の地主の息子だったクールベの狩猟の絵も多く、クールベが 22歳の時に初めて海を見ました。
そして40歳の頃にブーダンやモネと知り合い海の絵を描きだし大成功をしました。
パリコミューン(議員)に選出されヴァンドームの円柱破壊の罪で逮捕、投獄。多額の罰金を課せられて、財産差し押さえを受けたためスイスに亡命しそこで亡くなった波乱にとんだ人生でした。
今回の美術展では、ブーダンやモネ、カイユボットの作品やターナー、コンスタブルのエッチングなども展示をされていて驚きました。
三菱一号館美術館でコンスタブル展がコロナ禍の緊急事態宣言で休館のまま閉館をしていまったので少なかったけれど観ることが出来て良かったです。
クールベ以前の海とクールベの海の作品が多く展示されていたのが素晴らい。

クールベ 波 愛媛県美術館.jpgクールべ 波 1869年 愛媛県美術館。
今回の技術展や図録、ポスターに用いられていた作品。
波頭はペイントナイフで描かれている。


クールベの海以前の画家の大体は静かな海の作品とは大きく違っていて荒れた海が多く「海の風景画」として大成功をおさめました。
海水浴が富裕層に好まれ社交の場となった頃のブーダンの海辺の風景も好きですけれど。
他にも「波」は多くの作品が展示されていました。
それも殆どが日本の美術館所蔵です。

クールベ 波 島根県立美術館.jpgクールベ 波 1869年 島根県立美術館。


クールベ 波 個人蔵.jpgクールベ 波 1870年 個人蔵。


クールベ 波 オルレアン美術館.jpgクールベ 波 1870年 オルレアン美術館。
オルレアン美術館蔵の絵は他の波とは違うけれど、これも荒れた波の前に小舟がある風景。


小規模の美術展でしたから 1時間程度で美術館を出ました。
4階のエスカレーターのそばにはパナソニックがオフィシャルスポンサーになっているため東京オリンピックやパラリンピックのマスコットも飾られていました。

0608 パナソニック汐留美術館 (7).jpg4階 パナソニック汐留美術館のエスカレーターのそば。
パナソニックがオリンピック、パラリンピックのスポンサーのため、マスコットなどが飾られている。


0608 パナソニック汐留美術館 (8).jpg帰りも外の風景を見ながらエスカレーターで降りた。


旧新橋停車場よりも先に汐留シティセンターを少し覗いてから、旧新橋停車場の周りを歩き同館で開かれている常磐線展に行きました。
写実主義(レアリズム)絵画を確立した ギュスターブ・クールベの「波」は、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」と匹敵する名画だと思います。
posted by ogu at 19:47| Comment(0) | 美術展 | 更新情報をチェックする
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