印象派の絵は好きで今までに何十回も観ているのですが、イスラエル博物館所蔵作品のほとんどが初来日ですね。
特にうれしかったのはコローの作品が沢山展示されていたことです。
コローは私も好きな画家で、どちらかというと写実派ですが、バルビゾン派との交流も深く、印象派の画家たちにも影響をしたのです。
この展覧会はコロー、クールベなどの印象派の先駆者から始まりバルビゾン派のドービニーの作品も多く展示されていました。
流れが良くわかるし、何よりも コローの作品を沢山観ることが出来たのが素晴らしいですし、話題になっているレッサー・ユリィの作品も気に入りました。
今回の美術展のメインの作品やユリィについては別に書きたいと思います。
画像は、買ってきた画禄をスキャンしたものです。
コローの父親が購入をしたヴィル=ダヴレーの大きな家の周辺での風景。
また、モネや外光派として印象派の人たちにも影響を与えた ブーダンの作品や、バルビゾン派のドービニーの作品もありました。
ブーダンも好きな画家で自然を観察して描いていて印象派の先駆者といえる。
スケッチがほとんど残っていないので直接油彩で描いたと言われている。
北フランスの景勝地で上流階級の人たちと地元の住民と入り混じって浜辺にいる様子が描かれている。
潮、岸辺の日没 制昨年不詳、油彩/板。
ブーダンは水と空の表現が良い。
モネはブーダンから屋外で絵を描くことを勧めたのですから明らかに印象派の先駆者ですね。
次は、ドービニーです。
ドービニー展は 2019年に新宿の旧安田生命ビルにあった 損保ジャパン日動興亜美術館で見ていますけれど今回の作品は初めてです。
1857年から「ボタン号」というアトリエ船を使い始めていたからこの絵もアトリエ船で描かれたのだろう。
アトリエ船「ボタン号」は 1967年9月に最後の就行を終えたが、1968年 春からは より堂々とした躯体のアトリエ船「ボッタン号」を使い始めている。
この絵も「ボッタン号」で描かれたのだろう。
ドービニーはサロンの審査員として多くの印象派の画家を評価して入選させていますから、印象派につながる重要な先駆けですね。
今回の美術展は、このコロー、ブーダン、ドービニーの作品を多く観ることが出来ただけでも良い美術展だと思います。
