kindle の unlimitted という prime 会員になっていれば読み放題の中にあったのです。
私は、本を読むのは早い方だけれど、さすがに 1週間ほどかけて読んだ。
文章が良く、しっかりと書かれているのに感動をした。
古い本は、文章も、内容の検証もしっかりとしている。
この本では原田甲斐(本当は 原田宗輔(むねすけ))は、完全に良い人。
伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)などで奸臣とされていた原田甲斐が、この小説で忠臣と見られるようになった。
伊達、加賀、薩摩の大藩をなくそうと考えていた幕府大老 酒井雅楽頭 の陰謀がお家騒動の元でそれを原田甲斐が防ごうとしていたと考える方が正しいだろう。
unlimited なので返したけれど、持っていたければ 250円で購入が出来る。
有名な伊達騒動を扱った小説で、昔は悪役、今はヒーロー扱いの原田甲斐を中心に書かれた小説で、原田甲斐が、幕府大老の酒井雅楽頭の屋敷で暗殺をされるまでの話です。
ここでは原田甲斐は完全にヒーローで、今も原田家の菩提寺「東陽寺」では法要が営まれています。
他に歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」がありますが、設定は江戸時代から室町時代に変更され、甲斐も「仁木弾正」という名に変更されて、忍術も使う悪役になっています。
歌舞伎では、仮名手本忠臣蔵をはじめとして時代を遡らせたり名前を大石内蔵助から大星由良助に変えるのは一般的ですけれど。
今でも kindle版で 2042円 もするから、kindle unlimited の価格は安い。
「樅の木は残った」の紙版は4冊で一巻の様ですが、文庫本では 5冊です。
これだけ良いクァリティの小説を prime で無料で読めるのです。
特典が増えている。
配送無料(翌日配送)、prome ビデオ、prime reading(kindle unlimitted) 、primeフォト くらいしか利用はしていないけれど便利だ。
Amazon prime は、現在は税込み 4,900円になっていますけれど便利です。
「樅の木は残った」から、原田甲斐は伊達62万石を守った忠臣と考えられるようになった。
幕府が外様大名を潰そうとしていたのは本当だから、伊達騒動の首謀者は 酒井雅楽頭 だろう。
大体、酒井雅楽頭 は、他の小説でも極悪人だけれど。
私は本好きで小説本を複数持っていないと落ち着かないのですが、本箱の空きスペースが無くなりましたから、もっぱら電子書籍にしています。
最近は、新しい本や、翻訳物が多かったのですが、山本周五郎の作品は文章も良くて気に入りました。
