小湊鉄道の里見駅には、かつて里見砂利山線という路線がありました。
旧万田野線ですが、今では砂利の採掘権は他の業者が持っていて砂利トラックが往復をしています。
大正14年(1925年)~昭和38年(1963年)まで使われていましたから、私が小学生の頃に遠足で行ったときには、まだありました。
里見駅から 1km くらい奥の万田野という場所の砂利を採取して運ぶための貨車専用線で、客車は里見駅で貨車を待って接続をして運んでいたのです。

小湊鐡道のサイトに出ていた里見砂利山線の画像。
里見駅に近い側から撮影をしたようだ。

Google マップの航空写真画像。
きちんと砂利山線の線路が写っている。
レールも移っていたからオレンジ色の線で囲んだ。
長さは 丁度 100m。
昔のレールだから 25m の定尺レールを 4本つないだものだろう。
小湊鐡道のサイトを見ると上り列車で貨物車を連結したようですから、養老渓谷の弘文洞で水遊びをした帰りですね。
万田野への道は初めて歩きましたが、トラックがすれ違うのは難しい狭い道でした。
生活道路ですから、三盟産業もトラックのスピードは時速10km と決めているようですが頻繁にトラックが走っていました。
大体 Google Map で場所は調べておきましたから田圃の畦道を通っていくと目の前に里見砂利山線の線路がありました。

田圃の畦道を通っていくと線路が設置されていた。
かつての、里見砂利山線の廃線跡に路面を整備して新たにレールを敷設している。
これは、2018年1月に市原市観光協会が「小湊鐡道100周年記念企画”未来へのレール敷きに参加!”」というイベントとして保線体験で造った線路です。
たった 100m ですけれどボランティアで大変な作業だったようです。

レールはこの地域にだけ残っているレールを使用したようだ。
古いレールを横に移動し排水と整地を行い路盤を造り枕木を敷きレールを敷くという作業ですが 1週間かかったそうだ。

里見砂利山線のレール。
里見駅に最も近い場所。
レールは、深い位置にあったので降りてはいない。

今回のイベントでは、レールを敷く前の路盤整地が大変だったようだ。
畦道を入らないと見えない。

里見砂利山線は 写真のビニールハウスの前を通って、里見駅につながっていた。
現在は里見駅との間に道路があるから、レールの敷設はできない。

里見駅から万田野に続く道路から里見砂利山線のレールまで伸びている畦道。
ここを通らないとレールは見えない。

万田野への道路側から撮った畦道。

左のビニールハウスの先が敷設した里見砂利山線のレールの始まり。
路面が低いので降りてはいないが、小湊鐡道のウェブサイトの写真はこの部分を撮影している。

里見砂利山線のレールの場所から、小湊鐡道の列車が見えたので、里見駅に戻った。
列車は左に動いていたので 多分 16:31 発の上り 五井駅 行き。
次の駅は「高滝」駅。
里見駅は「上総牛久」~「上総中野」間で唯一の列車交換駅ですから、踏切に戻ると 16:33 発の 下り「上総中野」行きが出発をしていました。
次は「飯給(いたぶ)」です。

小湊鐡道 里見駅。
国の重要記念物に指定された駅舎は雰囲気があって良い。

里見駅の駅舎内。
改札口に夕日が入っていて良い感じだ。
待合室、切符売り場、グッズ売り場などがある。

小湊鐡道 里見駅の切符売り場。
一時は無人駅だったが、今は駅員がいるようになった。

小湊鐡道 里見駅の待合室。
撮影時刻は 16:42 入り込んできていている夕日が良い。
私が小学生のころ養老渓谷に遠足に行って里見駅で砂利を積んだ貨物車を連結する間、客車で 30分くらい待ったのでしょうね。
入場券を買ってホームで撮影をしている人もいました。
私も、昔 里見駅に入って島式ホームにも行きましたが、この日は、遅くなりましたので引き上げました。
まぁ、この日の目的は里見砂利山線を見たかったので別の機会にホームに入りたいと思います。